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豊島三右衛門釧路地方地名考

著者の豊島三右衛門は文政５年(1822 29歳)～明治２年(1869 76歳)まで、蝦夷地クスリ(釧路)場所において、主に蝦夷通辞･支配人として在勤した人物である。
　本書は、平成27年（2015）に逝去された秋葉實さんが遺された「解読稿」によるもので、逝去後９年、「解読稿」の日付1999年から四半世紀を経て適切な良き編者を得て刊行がなされた。

著者／豊島三右衛門[著] 秋葉實[解読] 三宅正浩・戸部千春[編]

Ｂ５判／232頁

定価： 4,500円＋税（税込 4,950円）

978-4-8328-2403-4

【目次】

　　　　　《目次》抄　
序に代えて
釧路川より山網走地名考
蝦夷話聴伝控往古蝦夷人之話聴伝控／『蝦夷ばなし聴き伝え控』解訳
白糠より斜里まで地名考／釧路川筋地名考／釧路海岸地名考
西別川筋地名考／シラヌカよりシャリ越新道一里杭字地名考
雌阿寒山北方大沼端温泉ゟ阿破擂領似漫部図
写真図版／あとがき／図版出典一覧／人名索引／地名索引
　附　論
戸部千春　豊島三右衛門『釧路地方地名考』諸書に近世クスリ地誌を習う
三宅正浩　豊島三右衛門「アイヌ語地名解」と清野謙次-大阪府立近つ飛鳥博物館本について-

2024.04.25発刊