古代の日本列島北辺地域における考古学研究の基礎作業として、擦文土器の編年を構築した。 土器の分析に系統論的視点を導入し、各地の土器型式系統の接触・交錯・融合・分岐・置換といった時空間的展開を俯瞰できるように編年を構成することで、擦文土器が周辺地域の土器型式といかなる関係をもちながら成立・展開・変容したのかを明らかにし、あわせて擦文文化期の集落論や地域間交流論との接点を模索した
✩日本列島北辺地域の先史文化に関心を持つ考古学研究者必見・必読の書 ✩土器編年の整備・地域間交流論や集落論を射程にいれた土器編年の構築を各々有機的に関連する問題と意識し、「北の文化」としての擦文文化研究に盤石の基盤をあたえることをめざした
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著者/榊田朋広(さかきだ ともひろ)
B5判/349頁
定価: 9,500円+税(税込 10,450円)
978-4-8328-1610-7 |
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