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仄聞栖原角兵衛家

－魁ける事業家北村家三百余年の史実に近づくために－

　本書は、類書との違い強いてあげるとするならば栖原家の活動の全時代を通して扱ったことと、紀州徳川家との繋がりを少しは明らかに出来たことかも知れない。しかしながら、栖原家の基幹産業である留萌・手塩場所などの場所請負については原史料の制約から、不十分なものとなった。　　

著者／加納信美

Ａ５判／275頁

定価： 2,800円＋税（税込 3,080円）

ISBN978-4-8328-1113-3

【目次】

第１章　房総半島への出稼ぎ漁業家として

第２章　紀州藩との関わり、及び在地栖原村関係
　第１節　紀州藩江戸炭問屋、及び在地における栖原家について
　第２節　紀州藩よりの御声掛について

第３章　木材取扱業者として
　第１節　江戸木材問屋・栖原角兵衛
　第２節　飛騨屋武川久兵衛との関わり
　第３節　栖原屋・元江戸店元〆役、小澤庄兵衛家との関わり

第４章　蝦夷地への進出
　第１節　栖原屋単独の請負場所について
　第２節　栖原・伊達共同請負場所
　第３節　幕府松前藩御用扱いについて（栖原家関係分）
　第４節　明治八年樺太撤退後の栖原家

2011.11.10発刊