北海道出版企画センター トップページ 刊行書案内 会社案内 お問い合わせ
   
 

書籍検索

 

 

 

書籍名  著者名

カートを見る
   

 

書籍一覧

 

歴史・人物・地域

 

教育・文化

 

自然

 

シリーズ物

 

その他

 

 
近世後期の奥蝦夷地史と日露関係

 

近世後期の奥蝦夷地史と日露関係

 

 

 

本書が目指したのは、近世後期の奥蝦夷地の具体的な実態の究明であり、ロシアとの関係の変遷である!!

奥蝦夷地史は、単なる辺境の一地域史ではなく、幕府の蝦夷地政策や対外政策の上で非常に重要な歴史を提供する。

寛政元年(1789)に奥蝦夷地で起こった「クナシリ・メナシの戦い」は、国家にとって蝦夷地の位置づけが定まっていない時期であり、ロシアや異民族としてのアイヌに対する脅威が現実のものとして認識される重大事件であり、寛政11年(1792)の第一回件遣日使節ラックスマンの蝦夷地来航は日本との通商・通交関係樹立が目的であった。こうした状況により文化4年(1807)に蝦夷地全域が幕府の直轄となり、アイヌに対する政策が松前藩とは異なる和風化政策へと転換し、アイヌ社会にとって大きな変化を与えることとなる。

 

 

著者/川上淳

A5判/487頁

定価: 6,400円+税(税込 7,040円)

ISBN978-4-8328-1102-7

FAX注文書

 

数量

 

 

 

 
 

【目次】

近世後期の奥蝦夷地史と日露関係
  
序  章
 はじめに/第一節 奥蝦夷地史研究の現状と課題−クナシリ・メナシの戦いを素材として−/第二節 奥蝦夷地の日露関係史と千島史研究の現状と課題/第三節 本研究の課題と分析対象/おわりに

第吃堯ゞ畧じ經蝦夷地東部のアイヌ社会
 第一章 寛政年間前後の奥蝦夷地  はじめに/第一節 天明期の幕府蝦夷地調査までの奥蝦夷地/第二節 飛騨屋とアイヌ蜂起/第三節 寛政三年の御救交易後の奥蝦夷地/第四節 蝦夷地幕府直轄と奥蝦夷地/おわりに
 第二章 奥蝦夷地のアイヌ首長イコトイ・ツキノエ・ションコ  はじめに/第一節 イコトイ・ツキノエ・ションコの家系/第二節 戦い前の三首長/第三節 戦い時の三首長/第四節 戦い後の三首長/おわりに
 第三章 クナシリ・メナシの戦いの死者・指導者  はじめに/第一節 和人死者/第二節 蜂起の指導者・加わった者/第三節 御目見(得)の者/おわりに
 第四章 チャシの消滅期について  はじめに/第一節 クナシリ・メナシの戦いとチャシ/第二節 木村謙次『蝦夷日記』からみたチャシ/第三節 和人支配とチャシ/おわりに
 第五章 文献からみたチャシ再考  はじめに/第一節 文献史学と考古学からみたチャシ研究比較/第二節 チャシ研究における文献史料の引用とその比較/第三節 宇田川説・海保説の問題点/第四節 チャシ研究の新たな展開に向けて/おわりに
 第六章 最上徳内のアイヌ感  はじめに/第一節 研究史/第二節 本多利明の蝦夷地論/第三節 最上徳内のアイヌ観と蝦夷地政策/おわりに
 第七章 近藤重蔵のアイヌ政策  はじめに/第一節 蝦夷地調査前の近藤重蔵の蝦夷地政策案/第二節 最初の蝦夷地調査による蝦夷認識/第三節 寛政十一(1799)年の幕府東蝦夷地仮直轄と重蔵の政策/第四節 寛政十二(1800)年の政策/第五節 享和元(一八〇一)年〜文化四年(1807)年の重蔵/おわりに
 第八章 厚岸国泰寺とアイヌ  はじめに/第一節 文化十三(1816)年と天保二(1831)年の例/第二節 アイヌ使役/第三節 死者供養/第四節 支配儀礼/第五節 アイヌ教化/おわりに
 第九章 『加賀家文書』からみたネモロ場所の交易品・賃金・給与品  はじめに/ 第一節 ネモロ場所の生産物と価格/第二節 本州製品の種類と価格/第三節 ネモロ場所の賃銭/第四節 年中行事等の給与品/おわりに

第局堯_椣价呂瞭露関係と千島
 第一章 千島史の歩み  はじめに/第一節 明治期の千島調査/第二節 明治〜大正期の北海道史・根室地方史と千島史/第三節 大正〜昭和前期の郷土史(誌)/第四節 戦前期、その他の千島史関係書/第五節 戦後の千島史/おわりに
 第二章 ラクスマン来航についての重要史料  はじめに/第一節 熊谷富太郎『ラックスマン根室来航通報』/第二節 『魯西亜国漂舶聞書』について/第三節 水戸藩木村謙次の動向/第四節 ロシア船の模型製作と道具の図/おわりに
 第三章 ラクスマン来航と絵図(『ヲロシイヤ国道具ノ図)  はじめに/第一節 『ロシア事情』/第二節 『ヲロシイヤ国道具ノ図』と『魯斉亜』/第三節 諸本の関係/おわりに
 第四章 リコルドの交渉と高田屋嘉兵衛  はじめに/第一節 高田屋嘉兵衛が捕らわれるに至る経緯/第二節 日露の文書と高田屋嘉兵衛/第三節 ラクスマン、レザノフ、リコルドの交渉/おわりに
 第五章 十八世紀後半〜十九世紀初頭の千島と日露関係  はじめに/第一節 ロシアの千島南下と千島アイヌ/第二節 東蝦夷地仮上知前後の千島アイヌ/第三節 ラショワ島アイヌの渡来/第四節 薩摩永寿丸漂流民とオンネコタン島アイヌ/おわりに
 第六章 文化年間のラショワ島アイヌの交易と鉄鍋・ラッコ皮  はじめに/第一節 ラショワ島アイヌとシムシル島アイヌ/第二節 エトロフ島渡来者名/第三節 千島交易品としての鉄鍋/第四節 ラッコ猟場と需要、価格/おわりに
 第七章 宝暦六(1756)年紀州船エトロフ島漂流記について  はじめに/第一節 入手経路と史料の形態/第二節 本漂流記に関する史料等/第三節 漂流経緯/第四節 松前薄からエトロフ島乙名への文書/第五節 エトロフ島アイヌの風俗等/おわりに
  【翻刻】「宝暦六子ノ年 紀州日高郡薗浦堀川屋八左衛門船難風逢蝦夷鳴へ漂着仕候ニ付口書并請書付覚」
 第八章 近世千島への漂流民  はじめに/第一節 一六六一(寛文元)年伊勢松坂七郎兵衛船のエトロフ島漂着/第二節 一七一〇(宝永7)年サニマのカムチャツカ漂着とパラムシル島上陸/第三節 一六九四(元禄7)年仙台領石巻船のシコタン島漂着/第四節 一七二一(正徳2)年大隅国浜之市村船のエトロフ島漂着/第五節 一七四四(延享元)年南部多賀丸のオンネコタン島漂着/第六節 一七五六(宝暦6)年紀伊国薗村船のエトロフ島漂着/第七節 一七六一(宝暦11)年勢州今一色今富丸のシコタン島漂着/第八節 一八〇四(享和4)年陸奥国南部領牛滝村慶祥丸のパラムシル島漂着/第九節 一八一一(文化8)年摂津歓喜丸のカムチャツカ半島漂着とクナシリ島帰還/第一〇節 一八一三(文化10)年薩摩藩永寿丸のハルムコタン島漂着/第一一節 一八三二(天保3)年の越後早川村船五社丸のオアフ島漂流とエトロフ島帰還/第一二節 一八三九(天保10)年の越中長者丸オアフ島漂着とエトロフ島帰還/おわりに
 第九章 漂流民が見た千島と千島のアイヌ  はじめに/第一節 伊勢松坂七郎兵衛船のエトロフ島漂着/第二節 仙台藩領石巻五郎兵衛船のシコタン島漂着/第三節 正徳二(1712)年大隅国浜之市船のエトロフ島漂流/第四節 宝暦六(1756)年の紀州船エトロフ島漂着/第五節 宝暦十一(1761)年の勢州今一色今宮丸のシコタン島漂着/第六節 南部慶祥丸漂流民とパラムシル島・ラショワ島アイヌ/第七節 薩摩永寿丸漂流民とオンネコタン島アイヌ/おわりに
 終  章
  第一節 近世後期蝦夷地東部のアイヌ社会の考察/第二節 蝦夷地の日露関係と千島の考察/結語

 あ と が き

 
 

 

2011.2.25発刊

 

Copyright (C) 2006 Hokkaido publication project center Ltd.All rights reserved.