本書は、アイヌの伝道に生涯をささげ「アイヌの父」と称されたジョン・バチラー博士(一八五四〜一九四四)の自叙伝を復刻(昭和三年 一九二八)したもので、宣教師として香港を経て函館へ明治十年(一八七七)に渡米してから、アイヌの人たちに対するキリスト教伝道、救済、禁酒の勧めなどの諸事業を一通り終えた時期、昭和二年(一九二七)までのアイヌの人々や当時の日本人たちとの交流をバチラー自信が日本語でローマ字で綴った記録を、当時道庁内務部長を務めていた得能佳吉氏夫人の松子さんが日本文字に直した原稿を出版したものである。
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著者/村崎恭子校訂
新書判 /350頁
定価: 1,400円+税(税込 1,540円)
ISBN978-4-8328-0806-5 |
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