武四郎は安政2年(1855)幕府の蝦夷地再直轄によりその雇いとなり、翌3年(1856)蝦夷地受取のため派遣された向山源太夫の手付けとなった。そして西蝦夷地新道見立を命じられ日本海岸沿いに新道敷設の路線を探り石狩に出、石狩川を遡り雨竜から信砂に、北上して宗谷に至り、さらに樺太白主に渡り楠渓にて奥地の探索を願い出、タライカをきわめ、帰途宗谷から斜里〜釧路、太平洋岸を廻り箱館に戻った時の記録31巻を収めたものである。
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著者/松浦武四郎著 高倉新一郎解読
A5判/1,257頁
定価: 18,000円+税(税込 19,800円)
ISBN978-4-8328-0105-9 |
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