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松浦武四郎選集 一
・蝦夷婆奈誌嘉永４、５年の成立と思われ、自らの見聞奇談、書誌、風評、松前藩内の秘事など多岐にわたる。 ・東西蝦夷場所境調書それぞれの漁猟の領域は、年代の推移とともに変化をみている。この史料の成立は、安政６年２月頃であろう。 ・下田日誌〈１８５４年〉嘉永７年、アメリカ使節ペリー、ロシア使節プチャーチンとの応接状況を記したもので、１１月４〜５日の大地震により下田を壊滅状態にした津波の状況が生々しく描写されている。
著者／松浦武四郎著 秋葉実 翻刻･編
Ａ５判／503頁
定価： 8,000円＋税（税込 8,800円）
ISBN978-4-8328-9607-9
数量 冊
【目次】
・蝦夷婆奈誌〔乾〕漂着せるアメリカ人７人のこと、公辺へ無届けの唐太へ漂着船一件写ほか〔坤〕蝦夷人互いにアイノと云ること、キナンボウと申す魚のこと、石鏃・石器のことほか ・東西蝦夷場所境調書〔壱〕ユヲイ〜山越内〜勇払〜幌泉〜十勝〔弐〕白糠〜釧路〜厚岸、ニシベツ川網一条、根室〔参〕斜里〜紋別〜宗谷〜利尻、礼文〜石狩、イサリ・ムイサリウライ一件〔肆〕小樽〜余市〜積丹〜岩内〜久遠〔北蝦夷〕白主、真岡〜大泊 ・下田日誌〈１８５４年〉〔巡豆日誌〕ペリー来航 嘉永７年５月５日江戸出立−２６日品川帰着〔豆遊日誌〕プチャーチン来航 嘉永７年１０月２０日江戸出立−１１月１８日江戸帰着〔下田日記〕 外国人渡航一件書
1996.12.15発刊
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