北海道出版企画センター

メナシの世界

北方視座の日本史を求めて「地域・民族・国家」を考える。
根室という地域がアイヌの「国境」とは無縁の文化交流や交易の展開された地域であり、国家と国家の接触が「国境」を提起してくる歴史の流れがみてとれる。

著者／北海道・東北史研究会編

四六判／290頁

定価： 2,200円＋税（税込 2,420円）

ISBN978-4-8328-9606-2

【目次】

田端　宏　　総論にかえて
北構保男　オホーツク文化研究の過去・現在・未来抄
秋月俊幸　日本北辺にみる東西の接触
豊原煕司　チャシとその機能
児島恭子　　「えぞが住む」地の東漸
川上　淳　１８世紀～１９世紀初頭の千島アイヌと千島交易ルート
井上研一郎　　夷酋列像と現代

1996.06.05発刊