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海の中からの叫び
樺太引き揚げ三船遭難の記録
戦争を起こさないこと、それが今を生きている私たちの義務であると信じます。この本が、その一助となれば嬉しく思います。 引き揚げ三船の悲劇を私は書きました。これは架空の物語ではありません。(「あとがき」より)
著者/鈴木トミヱ
A5判/174頁
定価: 1,457円+税(税込 1,602円)
ISBN978-4-8328-9007-7
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【目次】
序文プロローグ第一章 南樺太というところ第二章 太平洋戦争とソ連の参戦第三章 逃避行のはてに千輪街と敷香の駅/玉音放送の後/八月十八日の内恵道路と殖民道路 /八月二十日の真岡と大泊港第四章 海でなにが起こったか 小笠原丸の沈没/第二新興丸の大破/泰東丸の沈没第五章 浜辺の人々 増毛町大別苅の浜/留萌の港鬼鹿の浜第六章 三つの船はなぜ攻撃されたか第七章 生きている者たちにとっての終戦小笠原丸の遺骨収集は、私の手で…。節ちゃんの花/ランドセルの子 /泰東丸を捜し出すことは漁師としての『使命』/船上の仲間がねむ る海辺に住んで/一緒に漂流した“おばさん”は元気だった/無縁仏 の朝鮮の女たち/海底にねむる泰東丸エピローグ
1990.07.17発刊
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